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日高・幌尻岳

■二岐川から日高の最高峰に立つ

戸蔦別岳Cカールを経て幌尻岳までの縦走を計画した2015年9月、
雨続きで戸蔦別川に足を踏み入れることなく敗退した。
収穫はカムエクのみ。
高い交通費を払って、これじゃあコスパ悪すぎ。

日高の最高峰にぜひ立っておきたい。
今年は渡道時期を天気の良さそうな7月に早めてみた。
雪の残り方によって難しさが大きく変わる沢登りは避け、
必ず頂上に立とうと思いチロロ林道経由二岐沢からアプローチした。

朝のゲート前には先客の車が2台。
平日、しかも天気はいまいちなのにさすが北海道の山というべきか。

チロロ林道ゲート
チロロ林道ゲート

北電取水口で林道歩きは終わり、草深い二岐沢沿いの踏跡に入る。
細いけれどしっかり踏まれている。
背の高いイタドリやシダの繁みをかき分けて進む。
熊が出てきそうな雰囲気である。
時々ホイッスルを鳴らしながら歩いた。

二岐沢沿いの踏跡
二岐沢沿いの踏跡

標高760m付近で枝沢が合流し、南に向きを変えた本流を渡渉を繰り返しながら遡る。
下山のときや視界の悪い場合は渡渉点の赤布を見逃さないよう注意が必要だ。

二岐沢を遡る
二岐沢を遡る

標高1,050mで沢を離れ左岸の尾根に取付いた。
ぬかるんだ赤土の段差はとても滑りやすく、灌木を頼りに標高を稼ぐ。
標高1,350mまで急登すると樹林が切れて山肌から清水が湧いていた。
戸蔦ノ泉(トッタのいずみ)だ。

泉といっても水は溜っておらず山腹から細い水流が2条流れ出ている。
冷たくて美味しい水である。
これまでどれ程の登山者の喉を潤してきたのだろうか?
貴重な水源だ。

戸蔦ノ泉
戸蔦ノ泉

戸蔦ノ泉で欲張って汲んだ水が重い。
尾根の傾斜が緩みハシゴが設置された岩場を過ぎると糠平岳は真近だった。
小雨がパラつき風も出てきた。

糠平岳
糠平岳

できるだけ北戸蔦別岳寄りに泊場を求めたかったが、
次第に風雨が強くなってきたので、
灌木に囲まれた草地を見つけてテントを張った。

北の山の朝は早い。
明るくなったのでテントから顔を出すと辺り一面濃い霧がたちこめていた。

朝霧は好天の兆し。
テントを発つ頃には霧は晴れ、雲ひとつない青空になった。

テントサイトの朝
テントサイトの朝

谷の彼方に幌尻岳が朝陽を受けて輝いていた。
これから尾根伝いにあの頂きまで歩くのかと思うと、
とんでもなく遠くに見える。

朝陽に輝く幌尻岳
朝陽に輝く幌尻岳

北戸蔦別岳までの稜線には大きな雪田が幾つも残っていた。
この分なら8月まで水の心配はなさそうである。

雪田が残る
雪田が残る

登山道を覆う凍った残雪のトラバースは滑落に要注意だ。
北戸蔦別岳の山頂に立つと戸蔦別岳と幌尻岳が仲良く並んで見えた。

戸蔦別岳と幌尻岳
戸蔦別岳と堀尻岳

北戸蔦別岳からはハイマツ帯の下りとなる。
大きな岩峰を糠平川側から巻き、
幌尻山荘へ下る道を分けると戸蔦別岳は一投足だ。

戸蔦別岳、後方に幌尻岳
戸蔦別岳、後方に幌尻岳

戸蔦別岳を下ると七ツ沼カールがぐんぐん近づいてくる。
カールにちりばめられた沼たちは蒼い空を映してエメラルドのようだ。
初夏を謳歌する木々の緑と残雪のコントラストが美しい。
次はあのカールでひと夜を過ごしてみたいものだ。

七ツ沼カールと戸蔦別岳
七ツ沼カールと戸蔦別岳

カールの向こうに1967峰が存在を主張している。
北海道には標高がそのまま山名になっている峰が幾つかあるけれど、
1967峰もそのひとつ。
玄人好みの山だ。

七ツ沼カールと1967峰
七ツ沼カールと1967峰

幌尻岳が七ツ沼カールを抱いて重量感溢れる山容だ。
すぐそこに見えているのだが、
戸蔦別岳と幌尻岳の最低コルになかなか近づけない。

七ツ沼カールと幌尻岳
七ツ沼カールと幌尻岳

最低コルから200mを急登すると、山頂まで2,000mの稜線漫歩が始まる。
眼下には残雪を抱く東カールが伸びやかに広がっている。
来年はエサオマンを越えてあのカールに立とう。

幌尻岳東カール
幌尻岳東カール

山頂で新冠川から登ってきたというガイドと言葉をかわした。
幌尻湖沿いに林道をポロシリ小屋付近まで車で入れるらしい。
100名山コレクターだらけの糠平川ルートには魅力を感じないけれど、
新冠川ルートからの登頂はありだなぁ。

幌尻岳山頂
幌尻岳山頂

山行時の天気図はこんなカンジ。

7月4日、5日天気図
7月4日、5日天気図

日 程:2016年7月4日~5日(火)
メンバー:mimosa、H川、N田、まるめの
タ イ ム:
7月4日(月) 曇り後小雨、風強し
チロロ林道ゲート7:25 --- 北電取水口8:00~8:10
--- 戸蔦ノ泉11:40~11:50 --- 糠平岳13:30 --- 泊地14:00

7月5日(火) 快晴
泊地4:40 --- 北戸蔦別岳5:10~5:15 --- 戸蔦別岳6:20~6:30
--- 幌尻岳8:50~9:20 --- 泊地13:30~14:00 --- 北電取入口17:00
--- チロロ林道ゲート17:45

by まるめの
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テーマ : 登山
ジャンル : スポーツ

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