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両白山地・笈ヶ岳

■4度目の正直

笈ヶ岳地図
笈ヶ岳地図

これまで 3回試みたが未だ頂上に立てない笈ヶ岳(おいずるがたけ)。
一般ルートからの登頂では面白くないので、ジライ谷右岸の尾根から頂上を目指したが、
標高1,000~1,200mに帯のように断続する岩場に阻まれ時間切れ敗退。
これが初回と2度目のチャレンジ。
しかも、初回は尾根伝いに一里野温泉まで下山する途中で、
夜になってしまいビバークを強いられる始末。

2年前は一里野温泉から単独で尾根を辿った。
登頂は確実、のはずだったが、
湿雪のラッセルに行程ははかどらず40mの登りを残して敗退した。

何度かチャレンジしてもなかなか完登できない、
いわゆる縁のない山、縁のないルートを私は幾つか抱えている。
けれども笈がその山とはとても思えない。
笈は白山北方稜線の峰と谷に興味を持つ私にとって、
通過しておかなければならない頂なのだ。

それでもなぁ、3度も計画して登れないなんて、とほほの極み。
ちょっとなめすぎたなぁ。

これまで3回は3月の計画だった。
人の少ない2月か3月こそ笈を登る価値があると思ったからだ。
しかし、今回はとにかく頂上に立つことだけを考え、
スーパー林道開通後のワンデイ登頂を狙った。

本州は優勢な高気圧の支配下にあり天気は保証されているが、
稜線では風が強そうな南北低の気圧配置だ。

15日9:00の天気図
15日9:00の天気図

大津を2時に出発。
雪が全くない247号線を経て5時に野猿公園の駐車場に車を滑り込ませた。
今年は4月28日にスーパー林道が中宮料金所まで開通した。
開通直後の週末とあって早朝の駐車場は車で満ちていた。

野猿公園入口
野猿公園入口

野猿公園入口から通い慣れてしまった遊歩道をジライ谷出合いまですたすた進む。
これまで3度の山行の記憶がフラッシュバックする。
こんなに手こずるハズじゃぁなかったんだけれど。

良く踏まれた道の両側は一面カタクリが広がる。
群生するカタクリの間にキクザキイチゲの白い花もちらほら。
朝が早いのでカタクリの多くはまだ花弁を閉じている。
陽が射しこんだら素晴らしい花園が広がるだろう。
シカの食害に遭わないことを祈るばかりだ。

カタクリ
カタクリ

雪融けがすすみジライ谷は危うげなスノーブリッジが残るばかりだった。
流れの緩いところを選んで飛び石伝いに対岸へ渡った。
気温の上がる帰りの渡渉が気にかかる。

ジライ谷を渡る
ジライ谷を渡る

谷を渡ると、頭上に大きな岩が見える。
ジライ谷左岸尾根の取付きだ。
岩を左に回り込む急登に取付いた。

取付きの大岩
取付きの大岩

標高1,200m付近まで岩登りを交えた激急登が続いた。
ゆっくり休もうという気になる場所が全くない。
雪がついていれば雪壁登攀になる登りだ。

標高1,200mを越えようやく急登から解放された。
ヤブを分けたり雪を踏んだり変化のある痩せ尾根が続く。

ヤブを分けて
ヤブを分けて

ジライ谷の頭(P1271)を越えると幅広の雪稜となる。
展望が開けた緩やかな尾根を淡々と登る。

雪の尾根になった
雪の尾根になった

1500m付近で山毛欅尾山(ぶなおやま)からの稜線と合流した。
どこでもテント張り放題のゆったりした尾根だ。

冬瓜(かもうり)山の登り
冬瓜(かもうり)山の登り

蛇谷の向こうに白山が輝いている。
山名のごとく周囲の山とは際立った白さだ。

白山遠望
白山遠望

冬瓜山(かもうりやま)の山頂付近はナイフリッジが続く。
この山行一番の難所であるが雪が安定しているので問題なく通過した。

ナイフリッジ
ナイフリッジ

冬瓜山からシリタカ山までは単調な雪稜。
ようやくシリタカ山に立つも、まだまだ笈は遠い。

天辺は遠い
天辺は遠い

他人ごとのように遥かに聳える笈の頂。
あと数時間でそこに立つであろうということが嘘のようだ。

山頂は彼方
山頂は彼方

シリタカ山からの下りは100m余り。
なんだかすごく損したように思われる下りだ。
鞍部まで下りきると250mの登りで山頂に立てる。

冷静に考えれば大したアルバイトではないのだが、
過去の山行、特に前回の単独行では、
時間に追われ延々とラッセルを続けていたので絶望的な登りに感じた。

今回は余裕で頂上へ続く雪稜を辿った。

最後の登り
最後の登り

やっと立った山頂は雪がすっかり解けてブッシュが顔を出していた。
東京から来たという10名ほどの登山者たちで満杯である。
熊が齧った(ホンマかいな?)という標識にタッチ。
人で混み合う笈に比べてひっそり大笠山。
連休ですら大笠山へのトレールはない。

雪のない山頂
雪のない山頂

日 程:2017年4月30日(日) 快晴
メンバー:B浦、まるめの
タ イ ム:
野猿公園駐車場5:20 --- 取付きの大岩下6:10~6:15
--- 山毛欅尾山(ぶなおやま)からの稜線と合流8:45 --- シリタカ山10:30
--- 笈ヶ岳11:20~11:45 --- 野猿公園駐車場16:30

by まるめの
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ジャンル : スポーツ

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